はじめまして!株式会社HIKEの広報を担当しています「アイコ」です。
最近、ニュースでも頻繁に取り上げられる「サイバーセキュリティ」。企業にとって非常に重要な問題であり、個人でも無視できないテーマとなっています。
私も日々、ITシステムのデジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援している中で、この分野に強い関心を持つようになりました。
そこで、この記事では「サイバーセキュリティとは何か?」という基本的な部分から、企業が実際に取るべき具体的な対策方法まで、わかりやすく解説していきます。
また、サイバーセキュリティの対策を強化するためには、適切なツールの選定や運用支援が不可欠です。その点でも、株式会社HIKEのサポートがどのように役立つかについても触れていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
このブログを執筆しているのは「株式会社HIKE」です!
株式会社HIKE(ハイク)| HIKE.inc は、さまざまな企業様のIT化・デジタル化・DXに寄り添い、共に歩むパートナーです。それぞれの領域に特化したプロフェッショナルが、相談・導入・運用・活用まで親身にサポートいたします。
第一部:サイバーセキュリティとは?
サイバーセキュリティの基本的な考え方
サイバーセキュリティとは、インターネットやコンピュータシステムにおいて、情報やデータを不正アクセスや攻撃から守るための取り組みのことです。
現代社会では、企業だけでなく個人にとっても、オンライン上の情報が大きな価値を持つようになっています。そのため、サイバーセキュリティを強化することは、安心してインターネットを利用するために必要不可欠なステップです。
サイバー攻撃と一口に言っても、その手法はさまざまです。例えば、以下のようなものがあります。
- フィッシング詐欺:偽のメールやウェブサイトを使って、個人情報やパスワードを盗み取る方法
- ランサムウェア:コンピュータをロックし、復旧のために金銭を要求する攻撃
- DDoS攻撃:大量のアクセスを送りつけ、システムをダウンさせる攻撃
このような攻撃は、企業の信用や業績に大きな影響を与えるだけでなく、個人の場合も大切な情報を失うリスクがあります。
サイバーセキュリティの重要性
では、なぜサイバーセキュリティが重要なのでしょうか?実際のデータを見てみましょう。
- 国内のサイバー犯罪被害件数:2023年、警察庁の報告では約25,000件以上が確認されています。
- 企業の被害額:日本企業がサイバー攻撃によって受けた被害額は、年間平均で約5,000万円とされています(経済産業省調査より)。
- 中小企業の影響:特に中小企業は大手企業に比べ、セキュリティ対策が不十分な場合が多く、攻撃を受けるリスクが高いです。
さらに、データ流出やシステム障害が発生すると、顧客の信用を失うことにもつながります。
私が担当しているプロジェクトの中でも、セキュリティ事故のリスクが懸念される企業は多く、ITシステムの導入時には必ずセキュリティ対策を組み込むように提案しています。
サイバーセキュリティの基本概念:CIAトライアド
サイバーセキュリティを考える上で重要なのが「CIAトライアド」という3つの要素です。
- Confidentiality(機密性)
データが許可された人だけにアクセスされるよう保護すること。例えば、顧客データを暗号化することがこれに該当します。 - Integrity(完全性)
データが改ざんされず、正確な状態を保つこと。これにより、不正な操作や誤ったデータ入力を防ぐことができます。 - Availability(可用性)
必要な時にデータやシステムにアクセスできる状態を保つこと。システム障害やDDoS攻撃への対策がこれにあたります。
これら3つのバランスを保つことで、企業や個人は安全で効率的なIT環境を実現できます。
第二部:サイバー攻撃の具体例と実態
サイバー攻撃の主な種類と手口
サイバー攻撃は年々巧妙化しており、その種類も多岐にわたります。ここでは、特に注意が必要な代表的なサイバー攻撃の手口を具体例とともに紹介します。
1. フィッシング詐欺
具体例
2022年、日本国内で急増したのがフィッシング詐欺です。特に銀行やクレジットカード会社を装った偽メールが多発しました。被害者が偽サイトにアクセスして個人情報を入力すると、その情報が犯罪者の手に渡ります。
たとえば、三菱UFJ銀行を装った偽メールが配信され、ログイン情報が盗まれる事例が確認されています。
手口の特徴
- 巧妙に作られた偽メールやウェブサイト
- 「支払い停止」や「アカウント凍結」など、不安を煽る内容
2. ランサムウェア攻撃
具体例
2017年に世界的な被害を出した「WannaCry」というランサムウェアは、日本国内の企業や自治体にも大きな被害をもたらしました。この攻撃では、システムがロックされ、復旧のために多額のビットコインが要求されました。
手口の特徴
- メールに添付されたファイルやリンクを開くと感染
- システム全体が暗号化され、使用不能にされる
3. DDoS攻撃(分散型サービス拒否攻撃)
具体例
2023年、日本の大手ECサイトがDDoS攻撃を受け、数時間にわたりサイトがダウンする事例が発生しました。この攻撃では大量のアクセスを意図的に送り込み、サーバーを過負荷状態にします。
手口の特徴
- ボットネット(乗っ取られたPCやIoT機器のネットワーク)を利用
- 大量のアクセスでサーバーをダウンさせる
サイバー攻撃の被害事例
国内の事例
- 大手製造業A社
2022年、A社のサプライチェーンが標的となり、協力会社を通じてシステムに侵入される「サプライチェーン攻撃」が発生しました。結果として製品の生産が一時的に停止し、約10億円の損失が報告されています。 - 地方自治体B市
地方自治体のシステムがランサムウェア攻撃を受け、住民サービスが一時停止しました。データのバックアップが不十分だったため、完全復旧までに3か月を要しました。
国際的な事例
- ソーシャルメディア企業C社(米国)
C社は2023年、内部スタッフを標的とした「スピアフィッシング」攻撃を受け、ユーザーアカウント情報が流出しました。被害は数百万人に及び、莫大な賠償費用が発生しました。 - 金融機関D社(ヨーロッパ)
D社のシステムがDDoS攻撃を受け、一時的にオンラインバンキングサービスが利用できなくなりました。顧客からの信頼低下に加え、多額の復旧コストが発生しました。
被害が拡大する背景
- テクノロジーの進化
AIやIoT(モノのインターネット)の普及により、新しい攻撃対象が増加しています。特にIoT機器はセキュリティ対策が不十分なものが多く、攻撃者にとって格好の標的です。 - リモートワークの増加
コロナ禍以降、リモートワークが普及し、企業ネットワークへのアクセス経路が増えたことで攻撃のリスクも高まりました。 - 攻撃手法の多様化
従来の攻撃に加え、AIを活用した高度な攻撃が増えています。たとえば、偽の音声を使って企業の幹部を装い、資金を詐取する「ディープフェイク詐欺」などが挙げられます。
第三部:サイバー攻撃への具体的な対策
個人向けの基本的なセキュリティ対策
まずは、初心者でもすぐに取り組める基本的なセキュリティ対策についてお話しします。これらは個人だけでなく、企業の従業員にも推奨される重要なポイントです。
1. 強力なパスワードを設定する
ポイント
- パスワードには8文字以上を設定し、英数字と記号を組み合わせる
- 定期的に変更する(理想は半年に1回)
具体例
2022年、日本国内で最も多く使われていたパスワードは「123456」や「password」でした。このような単純なパスワードは数秒で解読されてしまいます。パスワード管理ツール(例:LastPassや1Password)を活用すると、より安全に管理が可能です。
2. ソフトウェアの更新を怠らない
ポイント
- OSやアプリケーションの最新バージョンに更新する
- アップデートにはセキュリティパッチが含まれることが多い
具体例
ある金融機関では、古いソフトウェアを使用していたために脆弱性を突かれ、顧客情報が流出する事件が発生しました。これを防ぐために、自動更新機能を有効にすることをおすすめします。
3. フィッシング詐欺メールを見極める
ポイント
- 怪しいメールやリンクを開かない
- 差出人アドレスやURLを必ず確認する
具体例
2023年、日本国内で発生したフィッシング詐欺では、大手通販サイトAmazonを装った偽メールが多く出回りました。これにより、多くの人がアカウント情報を盗まれる被害を受けました。メールの内容に不自然な点がないか注意を払いましょう。
企業向けのセキュリティ対策
次に、企業が取り組むべき具体的な対策をご紹介します。
1. セキュリティポリシーの策定と教育
企業の全社員がセキュリティ意識を高めることが重要です。
- セキュリティポリシーを明確化する
- 定期的にセキュリティ教育を実施する
具体例
ある上場企業では、月に1回セキュリティ教育を実施することで、フィッシング詐欺の被害件数を50%以上削減しました。
2. ファイアウォールやウイルス対策ソフトの導入
企業ネットワークを保護するためのツールは必須です。
- ネットワークセキュリティツールを導入する
- 定期的なログの監視を行う
具体例
中小企業向けにコストパフォーマンスの高いセキュリティツールとして「Fortinet」や「Sophos」が利用されています。
3. データのバックアップを徹底する
ランサムウェア攻撃に備えて、重要データのバックアップを複数箇所に保管することが重要です。
- クラウドとローカルの両方にバックアップを保持する
- 定期的に復元テストを行う
具体例
2021年、大手製造業でランサムウェア被害が発生しましたが、バックアップが整備されていたため1週間以内に業務を再開できました。このような事例は、バックアップの重要性を示しています。
4. 脆弱性診断の実施
定期的にシステムの脆弱性を診断し、必要な対策を講じることが大切です。
- 専門家によるペネトレーションテストを受ける
- セキュリティ診断ツールを導入する
株式会社HIKEに頼むメリット
1. 豊富な実績と信頼性
株式会社HIKEは、70社以上の支援実績を持つシステムコンサルティング会社です。そのクライアントには、上場企業、官公庁、ラグジュアリーブランドなど多岐にわたる業界が含まれています。この実績は、幅広いニーズに応える能力と確かな信頼性を示しています。
2. 低価格かつ高品質のサービス
株式会社HIKEの強みは、低価格でありながら高品質なサービスを提供できる点にあります。一般的にセキュリティ対策には高額なコストがかかると考えられがちですが、HIKEでは独自の効率的な運用方法を活用し、コストを最小限に抑えています。
3. DX(デジタルトランスフォーメーション)支援と連携
HIKEは単なるセキュリティ対策にとどまらず、企業のDX支援も得意としています。サイバーセキュリティ対策を強化するだけでなく、業務効率化やデジタルツールの導入も同時に支援することで、企業全体の成長をサポートします。
4. 運用伴走支援による安心感
セキュリティ対策は、導入しただけでは意味がありません。運用を継続し、改善し続けることが重要です。HIKEでは、専属の担当者がクライアントに伴走し、運用支援を行います。これにより、企業のリソース不足やノウハウの不足を補完します。
5. カスタマイズ可能なサービス
HIKEでは、クライアントごとの課題に応じたカスタマイズサービスを提供しています。企業規模や業界特性に合わせた柔軟な提案が可能です。
株式会社HIKEにセキュリティ対策を依頼することで、セキュリティのみならず、DX化など多方面での効果を得ることができます。さらに、伴走型のサポート体制により、安心して業務を任せることが可能です。サイバーセキュリテ対策をご検討中の方は、ぜひHIKEのサービスを活用してみてください。お問い合わせはいつでも歓迎です!
よくある質問
1. サイバーセキュリティ対策は個人でも必要ですか?
はい、必要です。サイバー攻撃の対象は企業だけでなく、個人も含まれます。例えば、フィッシング詐欺やパスワードの盗難は、個人でも十分起こり得るリスクです。
特にオンラインバンキングやショッピングを利用する場合、セキュリティ対策は必須です。具体的には、強力なパスワードの設定やウイルス対策ソフトの導入をおすすめします。
2. セキュリティ対策を導入すると、どのくらいの費用がかかりますか?
費用は、対策の範囲や企業規模によって異なります。例えば、中小企業向けでは300万円程度の初期費用で基本的なセキュリティ対策を導入できます。さらに運用コストも月額30万円~50万円などが一般的です。
3. セキュリティ対策の効果はどうやって測定するのですか?
セキュリティ対策の効果は、以下のような指標で測定されます。
- 未然に防いだ攻撃の件数
- セキュリティリスクの早期発見件数
- 従業員のセキュリティ意識向上(研修後のアンケート結果など)
4. クラウドを利用している場合、セキュリティ対策はどうすれば良いですか?
クラウド環境においてもセキュリティ対策は重要です。特に以下の点に注意する必要があります。
- クラウドプロバイダーが提供するセキュリティ機能を活用する(例:AWSのGuardDutyやAzureのSecurity Center)
- アクセス制御の設定(不要な権限を排除する)
- データの暗号化
5. セキュリティ対策を外部に依頼するメリットは何ですか?
外部に依頼するメリットは、以下の通りです。
- 専門知識の活用:自社で対応するよりも、専門家による最新の知識を活用できます。
- コスト効率:自社で専門チームを持つよりも低コストで済む場合があります。
株式会社HIKEでは、セキュリティの初期構築から運用支援、緊急対応まで、ワンストップでサービスを提供しており、安心して任せていただけます。
まとめと感想
サイバーセキュリティ対策の重要性
ここまで、サイバーセキュリティとは何か、実際の攻撃事例や対策方法、そして株式会社HIKEに依頼するメリットについて解説しました。
サイバー攻撃は年々巧妙化しており、個人や企業にとって無視できない課題となっています。そのため、適切なセキュリティ対策を講じることが、安心してデジタル社会を活用するための第一歩です。
特に企業にとっては、顧客のデータや自社の機密情報を守ることが、信用維持やビジネスの継続に直結します。
また、セキュリティ対策を強化することで、従業員が安全に業務を進められる環境を提供できることも大きなメリットです。
感想
私自身、広報担当として日々多くの企業と関わる中で、セキュリティ対策がビジネスの信頼性にどれだけ影響するかを実感しています。
特にリモートワークやクラウドサービスの利用が一般化する中、セキュリティ対策を怠ることは、取り返しのつかない損害につながる可能性があります。この記事が、サイバーセキュリティ対策を始めるきっかけとなれば幸いです。
執筆者
【公式】株式会社HIKE(ハイク) | HIKE.inc | IT化・デジタル化の強力なサポーター
株式会社HIKE(ハイク)| HIKE.inc です。さまざまな企業様のIT化・デジタル化・DXに寄り添い、共に歩むパートナーです。それぞれの領域に特化したプロフェッショナルが、相談・導入・運用・活用まで親身にサポートいたします。
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